前回、話が長い人の特徴をあげさせていただいた。
そこで今回は話が長い人にならないようにしつつ、
剣道の指導者をしていた時の経験も踏まえて辿り着いた、
相手に100%伝えられる話し方5選を紹介する。
-
【話し方のポイント】話が長い人の特徴3選【話が長いことが悪ではない】
いきなりですが皆さん。話を聞いていて、 「この人の話、長えな。。。」と思ったことはないだろうか。 自分はある。500万回くらい思ったことある。 ということで今回は話の長い人について研究してみた。 こん ...
続きを見る
こんな方におすすめ
- 相手に話がうまく伝えられない
- 話が長くなってしまう
- 日常の会話に自信が無く楽しくない
【復習】話が長い人の特徴
まずは前回記事の復習から。
話が長い人の特徴を踏まえ、それに対処していくことで話を長くしないようにする作戦。
話が長い人の特徴
- 相手のことを考えていない
- 話が一方通行
- 話が面白くない
-
【話し方のポイント】話が長い人の特徴3選【話が長いことが悪ではない】
いきなりですが皆さん。話を聞いていて、 「この人の話、長えな。。。」と思ったことはないだろうか。 自分はある。500万回くらい思ったことある。 ということで今回は話の長い人について研究してみた。 こん ...
続きを見る
指導者は話が長いとホントに嫌われる
前回記事で似たようなことを言ったけど、
話の長い先生は、すこぶる嫌われる。
まず話が長いと、うっとおしがられ、
ネタにされ、話が長いと巷で噂になり、そして嫌われる。
特に教えている対象が若ければ若いほど、
聴くことの離脱が早いからムズい。
自分的に教えるのがムズいチビッ子とかは、
5秒で離脱するから、ほぼ聞いていないことが多い。
というか聞いてない状態からのスタートだからベリーハードモード。
話を長く感じさせないことが大切
これも前回記事の最後に言ったんだけど、
話が長いことが悪なのではなく、
話を長く感じさせることが悪なのだ。
だからこそやらなくてはいけないのは、
如何に話を長く感じさせないかに気をつけるべきなんだ。
話が長い人の特徴は分かったと。
じゃあどうしたら、自分は話を長く感じさせない「話し方」ができるかを考えていく。
相手に100%伝えられる話し方5選
相手に100%伝えられる話し方5選
- 話す前に「相手の状況」を考える
- 「コール&レスポンス」を使う
- 結論を先に言う
- 自慢話をしない
- 批判話をしない
1.話す前に「相手の状況」を考える
まず前提として、話し手の自分がいると言うことは、
聴き手の相手がいるってこと。
そして話し手の自分は、
時間や状況的に余裕があるから話すことができる。
しかし相手はどうだろうか。
話を聞かないといけない状況に陥ってはいないか。
話を聞くのに集中できる環境になっているか。
これを話す前に考えてみる。
もしこれに当てはまらない状況なら、
その原因を一つずつ無くすべき。
そうすれば自然と自分の話に集中してもらう可能性が、
少しずつ増えていく。
2.「コール&レスポンス」を使う
話が一方通行になる原因として、
話し手が永遠と話すことにある。
そうなると聴き手が退屈し、その時間が永遠に感じる。
これを防ぐために用いるのが「コール&レスポンス」作戦。
コール(呼びかけ)をする
まずは一方通行にしないため、聴き手にも参加してもらう。
聴き手の参加を促すために、まずはコール(呼びかけ)をしてみる。
例えば話し手の自分が「小学生の時の剣道の話」という切り口で会話を始める。
コールが無かったら3000文字近い話をされるだけだから、
聴き手はきっと「しんど」って思う。
そこに話し手である自分が、
「ところで皆さん、小学校の時に剣道はやったことありますか?」
「同じ競技のスポーツクラブを掛け持ちしたことはありますか?」
「転校したことはありますか?」
などのコール(呼びかけ)をする。
そうすると聴き手ってのは、
質問をされたことによって反応をしてくれる。
その時点で話に興味を持ってくれる。
ここで話の一方通行が無くなって、
相手の退屈さが無くなるってワケ。
レスポンス(反応)する
じゃあコール(呼びかけ)をした後どうするか。
それはレスポンス(反応)してあげることが大切。
先ほどの自分に対するコール(呼びかけ)に対し、
きっと聴き手が何か答えてくれるハズ。
それに対し話し手であるコチラも、レスポンス(反応)することが大切。
もしこれをしないと相手の話が一方通行になってしまい、
反感をかって話をきいてもらえなくなるので要注意。
先ほどの例で言うと、
話し手「ところで皆さん、小学校の時に剣道はやったことありますか?」
聴き手「あります。体育の授業に少しだけ」
話し手「体育の授業でですか。どういうことをしましたか?」
聴き手「面をつけて打たれました。」
話し手「結構やりましたね。僕は剣道を小学一年からやってるんです」・・・
みたいなカンジ。程よく共感しつつ、うまく話しにつなげることがコツ。
間違っても相手が答えてくれたことに対して、
「そうなんですか。」で終わるようなリアクションはダメ、ゼッタイ。
聴くことも大切
ここで全く見当違いなレスポンスをすると、
アホのレッテルを貼られて相手してくれなくなる。
話し手といえど、相手の言っていることをしっかり聞いて理解することにも努める。
それがトークの鉄則。
特にアドバイスが的外れな人はココができていない人が多いので、頑張っていただきたい。
コール&レスポンスの割合は「8:2」
ちょっとくらい話が逸れてもイイから、
相手の話にはしっかりレスポンスする。
それくらいレスポンスは大切。
でも常にやると、どっちが話し手かわからないカオス状態になっちゃうから、
「話し手:聴き手=8:2」くらいに行なえるとベスト。
3.結論を先に言う
プレゼンの鉄則でもある「結論、先言い作戦」。
雑談を含めたトークは、基本的にプチプレゼンみたいなもん。
その中でまず始めに結論を言う。
結論を始めに言うことで相手も自分も、
話のゴールや、言いたいことが分かる。
それによって相手も話の繋がりが見えてくるし、
結局何が言いたいのかを一発で理解させられる。
話し手の迷いが無くなる
結論を先に言うことによって、自分にもメリットがある。
最初に結論を言うことによって、自分の中でゴールを意識付けできるようになる。
「あれ、自分なに言いたいんだっけ。」と道に迷うこと無く、
話の繋がりを持たせることができ、
話を長引くことを無くせる。
結論はもったいぶらずに、先に言うべし。
4.自慢話をしない
コレは鉄則 of 鉄則。
これをしてしまったら、世界最速で人に嫌われることになる。
話し手について興味はない
そもそも聴き手に興味があるのは、
「話し手の話」であって「話し手そのもの」ではない。
特に過去の栄光なんて凶器の沙汰でしかない。
過去の話し手や状況を知らない人からしたらホントかどうかもわからないから、
興味を持つワケがない。
それを勘違いして話し手はベラベラと自分の自慢話をしている人が多いけど、
そんな人の話は信憑性も価値も無いので無視でおっけい。
5.批判話をしない
自慢と同じでコレもやってはいけない。
批判する人は、他人を下げて自分をあげようとする行為でしかない。
結局自分にしかベクトルが向いていない「イタい」人。
どんなに仕事ができようが、スポーツができようが、
批判をした瞬間、イタイ人のレッテルを貼られる。
だからトークの中で絶対に批判はしない。
批判する人は「ヒマ」な人
そもそも批判する人ってのは、
ヒマな人が多い。
例えば、剣道がヘタと人を批判したところで、
トクをするのは誰かっていうと批判された側だけ。
もし批判された人が批判を素直に受け止めて、
剣道が上手になっても、批判する人にはトクは一切ない。
トクがないということは無駄な時間を使って批判しているだけ。
普通だったらそれに気づいてその無駄な時間を、
趣味や自己研鑽に使うハズ。
でもそれもできない人が批判をする。
要するに批判する人はヒマな人。
この記事を見ている人がもし、批判話をよくしちゃってたら、
ヒマ人扱いされているかもしれないから要注意。
話し方を改善して日常の会話を楽しく
相手に100%伝えられる話し方5選
- 話す前に「相手の状況」を考える
- 「コール&レスポンス」を使う
- 結論を先に言う
- 自慢話をしない
- 批判話をしない
これが相手に100%伝えられる話し方である。
話し手であるあなたの話が分かりやすくなれば、
話が相手にうまく伝わる。
それによって、
- 聴き手から信頼される
- 話し手も聴き手も成長できる
- 日常の会話が楽しくなる
といった大きなメリットがあるので、
ぜひ実践していただきたい。