引っ越して半年が経つ今の物件は初めてのオール電化。
すごくいい経験になっているが、メリットデメリットが多数のメリットとデメリットが存在する。
今回は住んでみて初めて分かったことを熱弁致す。
こんな方におすすめ
- 次に住む物件がオール電化
- オール電化に移行しようか迷っている
- オール電化を詳しく知らない方
メリット
ポイント
火元の心配無用
夜の電気代が安い
キッチン周りの掃除がラク
火元の心配無用
オール電化はそもそも火を使わないので火元の心配が要らない。
ストーブを設置するなどしない限り、火事にはならない。
またガスを使わないので、ガス特融の匂いも無くなる。
一人暮らしでは恩恵を感じにくいが、
お子さんのいる家庭には重宝するかも。
夜の電気代が安い
オール電化は昼と夜で電気代が変わる。それによって節電になる。らしい。安い夜に電気でお湯を沸かし、貯めておく必要があるからだ。
自分の場合は夜10時から朝8時までの電気代が、およそ3分の1程度まで落ちるが、
これは契約によって様々。
この設定をすることにより夜のエアコンを10時になったらつけるなどの、
目標を設定することができ、
節電に積極的になることができる。
ちなみにこれでどれくらい節電になったかは知らん。
キッチン周りの掃除がラク
もちろんキッチンでも火は使わない為、火事の心配はないが、
何よりもコンロ周りの掃除がめっちゃラク。
平面なのでひと拭きで終わるし、
無駄な金具も無い。
おかげでキッチン掃除は拭き掃除をササっとやって終了。
この掃除に慣れてしまうともう戻れないかも。
デメリット
ポイント
給湯器の存在感が圧倒的
お湯に限りがある
IHクッキングヒーターのお使い方がムズイ
シャワーが弱い
給湯器の存在感が圧倒的
分かりずらいと思うが、この真ん中のデカいのが給湯器。
これも物件によって異なるが、給湯器ってのがワケわからんくらいにデカい。
一般家庭の冷蔵庫並みにデカい。
自分の物件だと玄関入ってすぐのところにあるんだが、
これがもう圧倒的存在感。
コイツの役割は水を貯蓄して、
電気代が安い夜の間に沸かしてお湯にしてくれるというスーパーお利口さんなんだが、
それにしてもデカい。コイツを置く代償もデカすぎる。
次に住む物件がオール電化ならコイツがどこにおいてあるか要確認。
お湯に限りがある
給湯器でお湯を貯めてシャワーやシンク、洗面台などで使用するわけだが、
これには限りがある。
そもそも湯を沸かしている時点で沸かした分しか使えないし、
湯が尽きたら湯を沸かさないといけないので、その間お湯は使えない。
自分は住み始めてからの半年間で一度だけ湯が足りなくなった。
というのもお風呂を入れている間に洗濯物をたたみ続けていたら、
お風呂を入れているのをすっかり忘れてあふれまくった。
結果お湯を使いすぎてしまい、最悪なことにシャワーは全部水。
あれ以来トラウマになって、お風呂を入れているときはめちゃくちゃ敏感になった。
IHクッキングヒーターの使い方がムズイ
オール電化と言えばIHではあるが、コイツの使い方がムズイのよ。
まずナベやフライパンをIH対応のものにするところから始まる。
自分は引っ越し前の物件がガスだったので買い替えた。最高(皮肉)。
さらに調理する際は電気の強さ加減が分からない。
ガスの火だったら目で見れば強火弱火などわかるが、
IHは目で見て分からない。
一応数字では表示されるだけど、どこが弱火に値するのかなど全くもって不明。
すべてサジ加減で料理をしなくてはならないため、
相当な慣れが必要。
ちなみに自分は慣れた料理以外の調理は一切しなくなった。最高(皮肉)。
シャワーが弱い
これもお湯関連の話になるが、オール電化の家庭はシャワーの水圧が弱い。
これが自分の中で一番のデメリット。
最初にシャワー浴びたときはぶっ壊れているんかと思ったくらい。
というのも、普通のシャワーって水道管から来てるからあれだけの水圧を維持できるんだけど、
給湯器に一度入れているので、水道管からの圧力がシャワーに直接来ない。
一応シャワーとしての仕事はしてくれるけど、最低限。
ずっとガスで生きてきた人は絶対にストレスたまりまくる。
オール電化用のシャワーヘッドを買って取り付けてはみたんだけど、
それでもイマイチ。
ストレスすぎて最近では夜にジムに行ってシャワーを浴びている。
トレーニングしに行っているのか、シャワーを浴びに行っているのか、
自分でもよくわからないけど、そうやって代用するくらいにストレス。
一人暮らしでは恩恵は受けづらい
さまざまなメリットデメリットをご紹介させていただいたが、気になるのは値段。オール電化の方が安いって巷でよく言われているけど、一人暮らしでは目立った値段の違いはほとんど無い。それよりもデメリットの方が自分にとって大きいので、どちらかと言えばマイナス評価。オール電化だからと言って物件を決めるのは、できれば避けてほしい。じゃないとシャワーの弱さを身に染みて、引っ越したくなるだろう。
オール電化は使用人数が多いほど恩恵が大きい
利用人数が多ければ多いほど、ガスを使う料金との差が開きやすい。だからデメリットを越える安さを実現できるし、そこにオール電化の価値がある。また、ソーラーパネル等を駆使することによりさらにうまみが増すと思われる。ただし、シャワーの弱さや給湯器の存在感などは変わらずついてくるので、導入される方はしっかり計画性を持っておいた方がよいと感じた。