今回は自分が大学生時代に経験した、指導者の経験をもとに自分が思う「若者が指導者をを目指した方がイイ理由」をお伝えする。
実際、自分が指導者を4年間やってみて得られたものなので信憑性は抜群。なハズ。
参考にしていただけたら嬉しい。
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こんな方におすすめ
- スポーツや習い事を長い間やっている人
- 教えることに興味がある人
- 自分を成長させたい人
若者が指導者を目指した方がイイ理由
- 知識の深堀りができる
- 計画性が身につく
- 責任感が増す
- コミュニティ拡大が図れる
- コミュ力が上昇する
- 周りとの差別化になる
- 業界の発展につながる
1.知識の深堀りができる
人に教えるってことは、教えられるようにそのジャンルに特化しないといけない。
そのジャンルに特化するには研究や勉強が不可欠なんだけど、それができたら確実に物事を深く知れるようになる。
自分も剣道を教えてきて、どうやったら勝てるか等かなり研究したけど、おかげでめちゃくちゃ詳しくなれた。
たった4年間やっただけだけど、勝つには何をすればいいか、どんな練習をすればいいか等が分かった。
ただ時代は常に変わりゆくもので、剣道の世界も変わっていくからその方法がずっと使えるかはわからないけど、
少なくても自分の経験や知識にはなっているから満足。
2.計画性が身につく
人に物事を教えるには順序が必要。コレはどんなジャンルも同じ。
例えば、野球。小学一年の何も知らないぼっちゃんに、試合でホームラン打ってこいって言っても絶対できない。
だから最初は、バットの握り方を教えて、振り方とかも教える。でも人生には限りがあるから期間ってのが自然と発生する。
そうなってくると、「誰が、何のために、いつまでに、何をするのか」などの計画を練らないといけなくなってくる。
それが教える対象が多いほど必要となってくるので、教える側の人には自然と計画性が身についてくる。
むしろこの計画性があればあるほど、細かく計画を立てることができるので人の成長も早い。
指導者の差はココにある。
3.責任感が増す
人に教えているってことは、その人の貴重な時間を頂いて教えさせていただいていることを忘れてはいけない。
その貴重な時間が長ければ長いほど、責任は増す。
もしその時間を今教えてもらっている内容で結果がでなかったり、ケガをしたなどがあったら誰の責任かって言ったら教えた人あるいは教えた人を束ねている責任者になる。
その自覚をもって接していれば、ちょっとやそっとの仕事の責任など、大きく感じないことができる。
一応、教えられる側も覚悟をもって教えを頂いているハズなので、気負う必要はないが、責任感を持つことは重要。
4.コミュニティ拡大が図れる
教えるということには、人と人が密接に関係してくる。
先生や生徒の関係だけでなく、先生同士のコミュニティも存在する。
また相手が子供だったら親御さんとのコミュニケーションも必要。
自分は剣道を教えていたのでその話でいうと、ほかの道場の先生とも仲良くさせてもらうこともあった。
このように人が関わりあってくるのが指導者であるため、続けていれば自然とコミュニティが広がる。
そのコミュニティが広がったら、自分の知らなかった世界や知識も得られるので、自然と自分の成長につながってくる。
5.コミュ力が上昇する
これはコミュニティとも似ているだけど、人との関わりがある以上コミュニケーションは必須。
どれだけ知識あっても、それを伝えることができなければ、教えたことにならない。
人見知り全快で、初対面の人を指導するってなるといつまで経ってもおどおど状態。そんなことしてたらお互い成長は無い。
ってなってくるとコミュニケーションをとらないといけなくなる状況に自然となる。
人見知りを直したいなら指導者を全力でおすすめする。
6.周りとの差別化になる
選手ってこの世に腐るほどいるんだけど、指導者は限られてくる。
だから指導者やってますっていうと、周りの食いつきがいい。
就活がまさにそう。「大学時代なにやってましたか」とか100%聞かれるけど、指導者やってましたって言ったら、
「それで?それで?」みたいな感じでめちゃくちゃ興味深く聞いてくれる。
これがもし部活で選手として活動してましたって言っても、同じことを言う人なんて多いから忘れられがち。
この差別化さえできれば、就活の8割は勝てる。知らんけど。
7.業界の発展につながる
これに限っては直接、その指導者に恩恵があるワケでは無いが、実践に近かった人が監督や指導者をすることで、その業界にもメリットが存在する。
まず、最近まで実践に近かった人が教えることで最新のデータが、教えられる人に伝えられる。
古いデータだと通用しないこともあるんだけど、最新のデータだとかなり実践的な内容が多い。
特に子供が対象になってくると目線が近くなり、同じことを注意しても伝え方や関係性の違いで若い人のほうが受け入れられやすいこともある。
そうなってくると子供の成長にもつながる。
また子供が将来、先生になるって夢を与えやすい。
若い人でも先生ってできるんだって可能性を見せてあげることで、その子も先生になるって思ってくれることもある。
もちろんご年配の方を目標にする子もいるけど、そうなると先が長すぎて現実性が薄れていくことがある。
そもそもご年配の方で尊敬されるくらいの人は、ご年配になってから先生になったわけではなく若いうちからコツコツやってきた人が多い。
だからこそ若い人が教えてあげることで、ご年配の方だけじゃなくて若くてもできるんだよってことを子供に見せてあげることができる。
これは自分がそうだった。自分も若い人に教えられてたことがあって、自分も同じくらいの年に子供を教えてみようってなった。
そうなることで若い人が教えるっていうサイクルが出来上がり、いつまでも業界がにぎわうことが可能になる。ハズ。
全てが自分の成長につながる
以上が、指導者を目指した方がイイ理由の7つ。興味をそそられる人はごく一部だと思うし、だいぶニッチな話だと思う。
それでも自分は剣道の指導者を経験してみて多くのことを学べたし、剣道そのものを楽しめた。特に時間の有り余る大学生のうちに指導者を含め、様々なことに挑戦していただきたい。この機会に、自分の得意なこと、好きなことを教えてみるということも考えてみたら、きっと視野が広まるし成長にもつながる。
これを見た若い人が、指導者が一人でも増えてくれることを祈っている。