作業デスクDIY計画は順調に進んで、ようやく終盤。
仕上げに移るところではあるが、仕上げにミスったらこれまでの苦労が水の泡。
ここでもしっかりリサーチをしつつ、
理想のデスクを目指し、今回はその仕上げ材である「塗装剤」について調べ上げたので、
世の中のDIYerの参考になってくれたら幸い。
こんな方におすすめ
- DIY作品の完成度をあげたい
- 仕上げ塗料について迷っている
- 自分の作品に合った塗料が欲しい
塗装は作品完成度を大幅に上げる
塗装するのとしないのとでは、
作品の出来栄えが大きくことなるんだ。
見た目は木材ひとつひとつで節目も色も異なるが、
塗装をすることである程度揃えることができる。
特に無垢材においては、
切ってからそのままの状態だから塗装しないと腐敗が大きく進んでしまう。
耐久性や耐水性などの機能面においても、
塗装することで木そのものの寿命を延ばすことができる。
ビジュアル面でも性能面でも、塗装をすることはメリットしかない。
塗装には種類がいっぱい
一概に塗装といっても、塗装の仕方は種類豊富。
水性か油性かの違いだけでも塗装後の仕上がりは大きく変わってくる。
他にも塗装の種類はいっぱいあるから、
自分の作るものや使用目的に合わせて仕上がりを考えるとイイ。
着色にはステイン塗料
DIYの着色には主にステイン塗料というものが使われる。
ステインはペンキ等の他の塗料と違い、
木目を生かした塗装ができる。
ペンキを使って木目を平面にするより、
木の風合いや雰囲気を活かした作品を作りたいなら、
ステイン塗料を使うことをおすすめする。
ステインには「水性」「油性」がある
まずステイン塗料には大きく分けて、「水性」と「油性」の二種類ある。
自分の使用目的を考えながら見ると、作品の出来栄えが変わってくる。
扱いやすさバツグン「水性ステイン」
文字通り「水」で扱える塗料。
洗うときや薄めるときは、水道水で洗浄が可能。
さらにはムラが無く濡れるのも特徴。
均一に仕上げることで作品の出来栄えもよくなる。
おまけに匂いも少ないので屋内作品にも使えちゃう。
圧倒的な使いやすさから、塗装初心者におすすめ。
完成度重視の「油性ステイン」
別名「オイルステイン」と呼ばれる。
その名の通り、油でできている。
そのため洗浄は専用のものを使う必要がある。
また匂いがキツイので屋内で使うには抵抗がでてくる。
なんとも扱いずらい油性ステインではあるが、
その分光沢が出やすく、水性よりも密着度が高いので、
自然と完成度があがる。
塗装に慣れてきたらレベルアップとして油性使うのもアリ。
油性ステインと似た「オイルフィニッシュ材」
似たようなものでワトコオイルみたいに光沢を抑えた、
自然な仕上がりになる「オイルフィニッシュ材」もある。
こちらも油性で完成度にこだわりをもたらすことができるが、
その分乾燥の時間が多くかかったり匂いが取れにくかったりする。
ステインの上から造膜塗料を
ステインは着色塗料なため、表面を守る加工がほとんどされていない。
このままの状態で雨にさらされたり、水をかけたりすると、
普通に塗装は取れるし、木へのダメージもしっかり入る。
その為、別に造膜塗料を塗り重ねる必要があるんだ。
質感はそのまま「ワックス」
木材の表面にとどまってくれるので、触り心地も木の質感を残せる。
また磨けば磨くほど光沢がでるので、お好みで光沢感を調整できる。
ただし、強い熱や大量の水には弱いので注意が必要。
防御力特化「ニス」
保護剤として活躍するのがニス。
これを使えば劣化防止にもつながるし、
驚くほど艶もでて完成度が大きくあがる。
この艶も調整ができ、
ツヤありかツヤなしが売っているので、
自分の使用用途で考えてほしい。
ちなみにニスの代表格はウレタンニス。
目的に応じた塗装を
せっかく苦労してDIYをして作品を作っても、
塗装に失敗してしまったら本末転倒。
自分の作品イメージに合った仕上がりに合わせて塗装剤を使ってほしい。
この記事が、DIYの塗装選びの力になれたら幸い。
健闘を祈る。