最近の通信業界は大忙し。
とくにスマホプランに関しては、どこも値下げしないと生き残れない状況。
ということは自分もこの状況に乗っかれば、
毎月の通信費を抑えられるのでは?と考えた。
そこで今回は安いでおなじみの「格安sim」について調べ、
さらに様々なブランドを横並びにして、ホントにオトクなのはどれかを調べてみた。
こんな方におすすめ
- 毎月の通信費を抑えたい
- 格安simはどれくらいオトクなのか知りたい
- 格安simをどこのブランド(キャリア)にするべきか迷っている
通信費の削減は節約への第一歩
今やスマホは持っていて当たり前のアイテム。
だがその使用料である通信費もバカにならない金額。
毎月の固定額を削減するのは節約にとって重要だし、
通信費も例外ではない。
通信費を抑えるなら格安sim
そこで登場するのが、みなさん一度は聞いたことのある格安sim。
名前の通り、安さがウリでもあるが種類が多い。
だから今回は名前の聞いたことのあるメジャーなものから、
そんなのあったの状態のマイナーなものまで横並びにして比べてみる。
なお、データについては2021年6月3日現在のものである。
大手キャリアの現状
そこで気になるのが大手キャリアの値段。
大手キャリアの価格が基準となってくるので、しっかりと見ておく。
大手3キャリアは20GBで2980円
大手キャリアの新プラン「ahamo(ドコモ)、povo(au)、Linemo(ソフトバンク)」は、
5分かけ放題の通話料合わせて2980円。
大手キャリアなので通信品質も担保されているし、
これまで高かった価格も大幅値下げ。
大手キャリアはユーザーに優しいプランをつくった。
ということは通信品質に不安がある格安Simの20GB以上のプランには、
ほぼ需要が無くなってくる。厳しい通信業界だ。
大手3キャリアの注目ポイント
- 20GBで2980円
- 5分の音声通話付き
- 通信品質は良好
新大手キャリアの楽天モバイルも最大2980円
最近、大手キャリアの仲間入りを果たした楽天モバイル。
4月1日からは新プラン「楽天UN-LIMIT Ⅵ」が活躍。
使った分だけが値段に反映される仕組みで価格がかなり抑えられているので、
大手3キャリアより安く済ませることができるユーザーもいるハズ。
ただ通信品質に問題があって、基地局が立てられていない田舎ではかなり厳しい現状。
なお、基地局は絶賛拡大中。
楽天モバイルの注目ポイント
- 1GBまでなら0円
- 3GBまでなら980円
- 20GBまでなら1980円
- 20GB以上なら2980円
- 通話料無し
- 通信品質に難アリ
1GBまでなら0円(無料)とかいう革命的なプラン。
しかも契約するだけで、ポイントはもらえるわ、楽天市場でもらえるポイントも増えるわで、
ウマウマ状態になれる。
とりあえず契約しとけ回線に任命。オトクな詳細は以下。
格安simの出番はここから
前提とした大手キャリアたちの値段は以上ってかんじ。
格安simが大手キャリアと張り合うには、
20GBで3000円以下のプランを用意する以外に道は無くなった。
なお、今回の比較対象は以下。
格安sim厳選ブランド7選
- UQ mobile
- Y!moblie
- BIGLOBE
- OCNモバイルONE
- iij mio
- nuro mobile
- exciteモバイル
UQ mobile
使わなかった分は次の月に繰り越すことが特徴のUQ mobile。
ただ、格安simの中では割高。
正直なとこ、15GBで2480円だったら500円足して大手3キャリアの20GB2980円にして、
通信品質を確実なものにした方がイイ気がする。
Y!moblie
ソフトバンク傘下のY!mobile。
家族割や光回線セットじゃないと値段が高すぎて人権が無いプラン。
そして割引されたところで格安simの中では割高。
BIGLOBE mobile
お笑い芸人のバイキングがPRしてはいるものの、
テレビCMがほぼされていない為、知名度の低いBIGLOBE。
でも値段は評価点。
特に3GBプランの価格はピカイチ。
さらにひかり回線を利用していれば200円割引。
逆に10GBを越えてくるプランは割高になっているので注意。
安い期間は一年間という期限付きではあるが、
一年後にもっと通信業界自体が安くなっている可能性もあるので、
一年後の変更を前提とした契約もアリかも。
OCNモバイルONE
10GB未満という低用量プランを揃えたOCNモバイル。
価格は良くも悪くもないといったとこ。
ひかり回線利用で200円割引も普通。
強いて言えば、ひかり回線を引いたうえでの10GB1400円は魅力かも。
iij mio
とにかく安い。
特に15GBと20GBプランについては他を寄せ付けていない。
またひかり回線とセットだったら660円も割引してくれる。
とにかく安さにこだわりたいならiij一択。
nuro mobile
十分安いんだけど、他がもっと安いから霞んで見えるnuro。
ひかり回線や家族での契約での割引も無いので、ほぼ息してない状態。
exciteモバイル
今回のダークホース的存在、exciteモバイル。
正直、格安simを調べるまで存在を知らずにいた。
楽天モバイルと同じ使った分で価格が決まるFitプランと、
おなじみの定額であるFlatプランがあるが、
一番の特徴はデータが分け合えること。
もしデータ容量が足りなかったら、
家族やサブ機からデータを引っ張ってくれば、最悪なんとかなる。ハズ。
日本通信
本日6月3日に新プランを発表した期待の新星、「日本通信」。
価格だけで見ても安いし、何より70分の通話料が込み。
おかげである程度の電話なら気にせず電話できちゃう。
格安sim価格表
以上のまとめを表にまとめてみた。ぜひ参考にしていただきたい。
UQ mobile | Y!moblie | BIGLOBE mobile | OCNモバイルONE | iij mio | nuro mobile | exciteモバイル(Fit) | exciteモバイル(Flat) | 日本通信 | |
1GB | 700円 | 700円 | |||||||
2GB | 780円 | ||||||||
3GB | 1480円 | 2,178円→990円 | 700円 | 900円 | 792円 | 880円 | 1,210円 | ||
4GB | 980円 | ||||||||
5GB | 990円 | ||||||||
6GB | 1,200円 | 1,200円 | 1,390円 | ||||||
7GB | 1,430円 | ||||||||
8GB | 1,380円 | 1,485円 | |||||||
10GB | 1,600円 | ||||||||
12GB | 2,900円 | 1,980円 | 1,650円 | ||||||
15GB | 2,480円 | 1,680円 | |||||||
17GB | 2,750円 | ||||||||
18GB | 3278円→2,090円 | ||||||||
20GB | 4,700円 | 1,880円 | 2,068円 | 1,980円 | |||||
25GB | 3,480円 | 4158円→2,970円 | 3,245円 | 2,970円 | |||||
備考 | データ繰り越し可 | 家族・ひかり回線割引アリ(矢印右が割引後) | ひかり回線割引(200円)アリ
一年間プラン |
ひかり回線割引(200円)アリ | ひかり回線割引(660円)アリ | データ分け合いアリ | データ分け合いアリ | 70分通話料込 |
GBごとの最適解
ここからは、欲しいGBによってオススメのプランをご紹介。
ひかり回線と一緒にするのがセオリー
そもそも、ひかり回線あるよって方は同じキャリアのプランがオススメ。
Y!mobile以外はかなり安く抑えられるし、
支払いも一緒なのでいろいろラクできる。
~3GBなら「BIGLOBE mobile」で月700円
そんな大容量も要らないって方はBIGLOBEがオススメ。
家ではひかり回線あるし、外で使わないっていうライトユーザーにはコレ。
またメインの楽天モバイルと併用しながら、
楽天モバイルが使えないときは格安simを使う。
って使い方もアリ。
しかもYouTubeとかの動画配信サイト等が、
データ容量にカウントされない「エンタメフリー」もあるので、
これを駆使して格安のまま大容量も実現できちゃう。
なんて日だ!!!
~20GBなら「iij mio」
まだまだ外でたっぷりスマホ使うぜっていうヘビーユーザーの方には、
iijがオススメ。
2GBプランはBIGLOBEに劣るものの、それ以外のプランでは他を圧倒した安さ。
そもそもひかり回線とセットで660円っていう割引が大盤振る舞い過ぎる。
他が太刀打ちできてないし、差がでまくっている。
ただし、格安simは通信品質に難があるので、
同じ20GBなら大手キャリアでもアリ。
電話もデータもたっぷり欲しいなら「日本通信」
70分までの通話料込みが魅力的な日本通信。
電話をしまくっちゃう人には最適解。
6GBで1390円でも、20GBで1980円でもコスパが爆発している。
それに加え70分も通話できちゃうなんて夢のよう。。。
まあLINE電話で代用できちゃうけれども。(ボソっ)
sim対応のタブレット持ちだったら「exciteモバイル」
マイナーすぎるexciteモバイルも運用によっては使い道が十分にある。
というもの、このexciteモバイルはデータシェアができることが魅力。
例えば、スマホの他にセルラーモデルのiPadを持っているとする。
そんな中スマホの通信料がピンチ。
そんなときはiPadにあるsimからデータ容量を引っ張ってくれば事なきを得られるのだ。
少ないものを選びつつ、
足りなくなったらサブ機のタブレットのsimを分けるのがアリ。
通信業界の値下げ競争はまだまだ熾烈
以上が格安simの現状プランの比較となっている。
本日、日本通信が新プランを発表したように、
まだまだ新しいプランが出てきそうな予感。
と同時にこの利益が生まれない格安sim業界から撤退するキャリアも多そう。というわけで今後も通信業界の値下げ戦争に注目。