よく洋服やインテリア用品に素材が書かれているけど、
ぶっちゃけよくわからない人って多いと思う。
そして自分もそう。
というわけで今回は布の繊維の種類について細かく調べてみた。
布製品のお手入れの際などにみなさんの役に立てたらうれしい。
こんな方におすすめ
- インテリアの繊維について知りたい
- 繊維の特徴を抑えたい
- これからのお手入れに役立つ知識が欲しい
繊維の種類
繊維には大きく分けて、「天然繊維」と「化学繊維」の二つの種類が分かれている。
そしてそこからさらに、いくつかの種類に分けられているので、
順に紹介していく。
天然繊維
- ウール(毛)
- シルク(絹)
化学繊維
- ポリエステル
- ナイロン
- アクリル
- レーヨン
- ポリプロピレン
天然繊維
ウール(毛)
羊毛が原料の繊維「ウール」。
保温性が高く、風合いが良くなっている。
また染色性が良いので、様々なカラー展開ができる。
しかし、虫やカビにも好まれてしまうので注意が必要。
シルク(絹)
光沢が美しい「絹」。
独特な感触を持っており、優雅なイメージを彷彿させる。
おかげで価格は高くなっており、高級なものによく使われている。
化学繊維
ポリエステル
日光や熱に強いので、カーテンの主力の繊維になっている「ポリエステル」。
またシワになりにくいのも大きな長所。
寸法安定性もあるので、洗っても伸び縮みしにくいのも特徴。
おかげでインテリア製品に広く使われている。
逆に短所は、吸湿性が低く、静電気を帯びやすいので、冬場にストレスを感じやすいかも。
ナイロン
弾力性がある繊維「ナイロン」。
また摩耗に強く、耐薬品性がある為、洗濯にも強い。
しかしポリエステル同様、静電気を帯びやすく、毛玉になりやすいものとなっているので、
お手入れは慎重に。
アクリル
保温性と弾力性がある「アクリル」。
ウールに似た性質を持っており、風合いがイイものとなっている。
しかし短所はウールと違って、毛羽立ちやすいことと、吸水性が低いこと。
洗うには少し酷な素材。
レーヨン
木材を原料とした再生繊維の「レーヨン」。
手触りが柔らかい素材となっている。
ひだが綺麗にでる為、カーテンの素材によく使われる。
一方、シワになりやすく、また寸法安定性に欠けてしまうので、
洗うと縮んでしまうので要注意。
ポリプロピレン
とにかく軽くて丈夫な繊維「ポリプロピレン」。
しかし、吸水性や吸湿性が無く、染料になじまないものが多いので、
着色などの加工に難がある繊維。
感触も硬いものが多いので、好き嫌いが分かれるかも。
ざっくり表まとめ
天然繊維
素材 | メリット | デメリット | 特徴 |
ウール | 保温性が高い
風合いがイイ 染色性が良い |
虫がつきやすい
カビに侵されやすい |
原料は羊毛。 |
シルク | 光沢がある
感触が優雅 |
価格が高め |
化学繊維
素材 | メリット | デメリット | 特徴 |
ポリエステル | 日光や熱に強い
シワになりにくい 寸法安定性がある |
吸湿性が少ない
静電気を帯びやすい |
インテリア製品によく使われる |
ナイロン | 弾力性がある
摩耗に強い 耐薬品性がある |
静電気を帯びやすい
毛玉になりやすい |
|
アクリル | 保温性がある
弾力性がある 風合いがイイ 染色性が良い 変色しにくい |
毛羽立ちやすい
吸水性が少ない |
ウールに感触が似ている |
レーヨン | 手触りが柔らかい
ひだ(カーテン)がきれい |
シワになりやすい
寸法安定性が無い |
原料は木材 |
ポリプロピレン | 軽い
丈夫 |
染料になじまない
吸水性が無い 吸湿性が無い 硬い |
主な繊維はこんな感じ。
洋服だとココにもう少し増えるんだけど、
インテリアの主要な繊維としては以上。
特に繊維によって、
洗濯してイイのかダメなのかは抑えておいた方がイイので、
覚えておくと便利かも。